有機農業の推進に関する法律

2006年の12月に、ようやく国が有機農業の推進を法に定めました。これだけスーパーで有機野菜を目にし、環境汚染、健康にかんする意識が高まっているのに、1年前まで法律としての取り決めが無かったなんて驚きです。

とはいえその内容は有機農法の概略的なもので、今まで個々に行っていた生産者の方針を支援するようなものです。簡単にまとめると、次のようなことが書かれています。


■生産者が、有機農業に従事できるように法が支援する。

■有機農産物の生産・流通・販売に積極的に取り組むこと、消費者がそれらを簡単に入手できるように取り組む

■消費者の有機農業への理解を進める

■農法については、生産者の自主性を尊重する


ここでは環境破壊に対する抜本的な改革が織り込まれているわけではないのですが、次の段階として、国や地方公共団体ごとに、新たな政策が作られていくそうです。実際の生産者のHPコラムやブログなどを拝見していると、生産者の苦労を知ることがあります。

この法律による政策で、有機農業への参入リスクが減ることは間違いなく、しかし国からの補助金目当てに有機栽培を始めても、永久に続く「有機」の理念を実践することはとても難しく、有機の普及に貢献できるのかどうか、という意見もありました。

社会的に有機農業を受け入れる環境を作ることとは、消費者のニーズが高まることが一番で、まだまだ「安い・見栄えのよい」量産品に惹かれることが多い私たちにとって、まず、環境整備の必要性をもっと認知させなければいけないのでは、と感じます。

消費者の理解が得られれば、生産段階のことは、消費者には理解しづらいところですが、安全な食糧を入手できる機会が増えることは、明るい未来への材料となりますよね。

★★★抜粋★★★

(目的)
第一条  この法律は、有機農業の推進に関し、基本理念を定め、並びに国及び地方公共団体の責務を明らかにするとともに、有機農業の推進に関する施策の基本となる事項を定めることにより、有機農業の推進に関する施策を総合的に講じ、もって有機農業の発展を図ることを目的とする。

(定義)
第二条  この法律において「有機農業」とは、化学的に合成された肥料及び農薬を使用しないこと並びに遺伝子組換え技術を利用しないことを基本として、農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減した農業生産の方法を用いて行われる農業をいう。

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